ソファの革について

革張りソファを選ぶとき…

WYLLIS 9

みなさんは「ソファ」の購入を考えるとき、具体的にどんなことを考えますか?

  • サイズや仕様を考えますね。カウチ型ソファ、コーナー型ソファ、2人掛けや3ん人掛けなどなど
  • 次にカヴァーリング「布地」「革張り」大きくこの二者選択ですね
  • 大きさや仕様についてお考えが固まってから、いざっ家具店やショールームに見に行きます

ここでは、革張りソファのお話をお伝えいたします。

本革の種類と特徴

本革には大きく分けて三種類の仕上げがあります。
1.染料染め仕上げ(アニリンレザー)ー 天然の染料で染めた革
2.顔料染め仕上げ(ピグメントレザー)ー しっかりと顔料を塗った革
3.染料・顔料仕上げ(セミアニリンレザー)ー わずかに顔料を塗った革
また、アニリンレザーの表面に多かれ少なかれバフィングを施したものは、ヌバック効果のあるレザーまたはヌバックレザーと呼ばれる仕上げもあります。

そして、革の品質と特性を決める大事な要素に「厚さ」があります。一般的に、標準的な革の厚さは0.9mm~1.1mm程度、これが1,4mm~1,6mmほどあると厚みのある革とされます。
ユーロフォルム青山のメインブランド「KOINOR(コイノール)」の最も厚みのある革はなんと5mmも。そのため、素材に対する特別な理解と高度な職人的技術が必要となります。

良質のレザーを自信をもってお薦めします

ユーロフォルムでは、レザースペシャリストとヨーロッパでは名高い「 KOINOR (コイノール)」の革張りソファをお薦めしています。

それはなぜか…..

革製造のプロセスの第一歩は、原皮の細かい選別を行うこと。KOINOR(コイノール)の革の大部分は牧場で育てられたヨーロッパの牛です。納屋で丁寧に飼育された牛は特に高品質とみなされます。良い条件下で育てられた牛は大きくて皮に皺やキズの少ない最高品質の革をつくり出すことができます。
一方、南米の牛は自然の中で放牧されて育てられているので、牛同士の戦いのキズや虫刺され、自然の傷など個体ごとに状態が異なります。
目の行き届いた環境で育てられた革を使っていることは安心の証と言えます。

「NATURO / ナトゥール レザー」圧巻の厚み(3~5mm)とシボ感の最上級レザー

ナトゥールレザーイメージ

年間2,000頭ほどしか革として供給できない希少性の高いブルハイドレザー(雄牛)。その大きくて分厚く重い雄牛は、繁殖用に育てられたまさに男の中の男。
高度ななめし技術によるアニリン仕上げは、やわらかい肌触りと風合いをもたらし、深いシボによる凹凸感は見ているだけでその存在感と上質さを感じることができます。

KOINOR / コイノールがレザースペシャリストと呼ばれる理由がここにあります。

「バッファローレザー ソファ」の特徴・魅力とは

バッファローレザーコイノール

KOINOR(コイノール)のソファが他社製品と一線を画すのは、何といっても革の品質。数ある革素材の中で今、ヨーロッパで注目を集めているのが「バッファローレザー(水牛)」です。ヴィンテージ感を出すために表面に少量の顔料を塗布し、ハンドメイドで不規則にバフィングされたアニリン染めの天然革。冷んやりとするレザーソファのイメージとは異なり、温かみのある風合いとヴィンテージ感が特徴です。

バッファローレザーの性質上、堅牢で疎水性があり、滑らない、温かみがある、染められた天然革にも関わらずメンテナンスの簡単さなど、今までの牛革と違った使い勝手の良さが魅力。ペットと暮らすリビングにもおすすめです。

生活と密着した素材

革は天然素材であり、人間が身を包む最も古い素材のひとつ。冬は暖かく、夏は涼しい、匂いを嗅いだり、感触を確かめたり、丈夫で弾力性があり、心地よい柔らかさと自然さを兼ね備えている素晴らしい素材です。KOINOR(コイノール)が真の「レザースペシャリスト」として知られるようになったのは、完璧な美しさと日常的な使いやすさを兼ね備えた革があってこそ。クオリティの高い革によってのみ、KOINORの家具を個性的なものにすることができるのです。

取扱い革の特徴

アニリンレザー

天然仕上げ – 個性的なソファのために
ナチュラルな仕上げのアニリンレザーでは、透明な染料が革の奥深くまで浸透し、「内側から」着色しています。革の表面には、顔料は一切塗布していないので毛穴は開いたまま、自然や成長の痕跡はすべて完全に見えます。アニリンレザーは、高い通気性と心地よい肌触りが特徴です。家具に個性を与え、革の高い品質から最高級のカバーが生産されます。

アニリンヌバックイメージ

高級な肌触り – 温かくベルベットのような柔らかさ
アニリンレザーのヌバックは、仕上げのために革の表面にサンディングが施されています。これにより、ベルベットのような肌触りの表面が生まれ、光の当たる方向によって色が少し変わる効果をもたらすベルベットのような表面になります。革はマットで艶があり、非常に柔らかく、鮮やかな色と高い通気性が特徴です。

セミアニリンレザーイメージ

完璧な折り合い – 色数は少ないものの、お手入れが簡単
わずかに顔料を使った革(セミアニリンレザー)は、色や見栄えが均一な仕上がりを好む方に最適です。このセミアニリンレザーでは、染色された革に加え、革の表面にわずかに顔料を含んだ塗装が施されています。滑らかな色の顔料は革の質感を安定させ、毛穴の一部は開いたままであり、適度に吸放湿することができます。セミアニリンレザーは、非常に優れた通気性と耐摩耗性を持っています。

オールラウンダー

オールラウンダー – 調和のとれたタフさ
表面を均一に塗装した顔料仕上げ(ピグメントレザー)の表面は、革を染色したうえで完全に着色されています。革本来の持ち味が隠れてしまいますが、顔料加工された革は特に傷つきにくく、手入れが簡単で使い勝手がとても良いです。

革張りソファの専門メーカーとして

技術

革のほとんどは、世界でも最高峰のなめしメーカーの本拠地であるイタリアと、優秀ななめしメーカーが数多く存在するドイツ南部で製造されています。KOINOR(コイノール)のソファが他社製品と一線を画しているのは、その革の質の高さ。同社の皮革検査員が定期的に南部地方を周回し、厳しい品質検査に合格した原皮だけが工場に送られ、KOINOR(コイノール)のレザーソファが生まれます。著名な革張りソファの専門メーカーとして、その素材の完成度の高さは、まさに高い美意識と至高の技術の結晶です。

革張りソファを選ぶときには、その革の性質やお手入れ方法を事前に確かめていただき、長く寛いでいただけるソファに出会えるますように。

そのためにユーロフォルムでは様々な革に関するお悩みなども解決いたします。
どうぞお気軽にご相談ください。